社葬を行う上で、より細かなポイントとして、いざとり行うと決まったとき迷いやすいポイント、質問としてあがりやすいポイントを解説しておきましょう。
気になる疑問は、ぜひここを参考に解決をはかってみてください。
まず社葬の日取りをどのように決めるかですが、関係者や会場などの都合をとりまとめて決定するとよいでしょう。
期間としては四十九日までをひとつの目安とし、それより前の日であれば問題ありません。
仏式で行うのであれば、密葬をお願いした僧侶の方に予定をお伺いし、社葬の導師として迎えるとよいでしょう。
よって、この僧侶の方の都合も優先し、会場などと合わせて決定していきます。
あとは友引の日を避けて決定、ご遺族の方にも承諾を得て最終決定しましょう。
なお一般的には、参列者の方の事情も配慮し、平日の午後1時~2時を設定するケースが多くなっています。
もし、故人が亡くなったのが年末年始であった場合、すぐに行う合同葬のような場合でも、仕事納めの日から松の内の間は、基本的にとり行わないものとします。
社葬は別に行うとして、密葬を行う場合も、火葬場や式場など利用する場の年末年始のスケジュールがどうなっているかを確認する必要があるのです。
香典をいただく場合で、「職場一同」といったように、「一同」とされている場合、会葬御礼をいくつ用意すべきか困るといった声もよく聞かれますが、
こうした場合には、お礼品を渡す参列者の方に、大変失礼ではございますが、とことわったうえで、何組用意すればいいか直接お伺いするとよいでしょう。
お伺いすること自体はマナー違反とはなりません。
個人名がそれぞれ連名で入っている場合は、お伺いするまでもなく、その人数分を用意し、お渡しすればそれでかまいません。
社員の参列範囲の決め方は、職責で決める、部署で決める、勤続年数で決める、希望者参加とする、全員参加とするなど、
さまざまに考えられますので、その会社ごとで決定すればよいものとなります。
ただし、個人的にもお世話になったのでぜひ参列したいといった声がある場合、
そうした要望にもこたえることができるよう、柔軟に対応するかたちで通知することが望ましいでしょう。
一般社員が参加する場合は、一般の会葬者が終えてから、焼香や献花を行っていくことが基本となります。
待機も会場の末席で待つようにするとよいでしょう。
参列しない社員の社葬当日における扱いですが、朝礼の際に弔意をあらわす黙とうをささげたり、
社葬が始まる時間に合わせて職場で黙とうをするといったことをしていくとよいでしょう。
社内のスペースに写真や花などお供え物をした仮の祭壇を用意するケースもあります。
一般の葬儀の場合、その翌年の年賀状は喪中として自粛しますが、社葬をおこなった会社の場合は、とくに自粛しないものとし、通常通り年賀状を出すケースが一般的です。
ただし、社葬をとり行ってからあまり時間が経過していないうちに、年始を迎える場合などは、
通常の年のような正月飾りを自粛し、お祝いのムードを全面には出さないことで弔意を示すといった配慮がなされるとよいですね。
このほかにもはじめてとり行う場合などはとくに、気になるポイント、分からないポイントなど多くあるかと思われますが、
そうした場合は、遠慮なく依頼する葬儀社など専門家にアドバイスを乞い、適切に処理していくとよう努めましょう。
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「よくある疑問・質問について」
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